こんにちは。訪問自費リハビリHeart の庭野です!
今回は「回復期リハビリテーション」についてです。
回復期リハビリテーションは、急性期リハビリテーションの後におこなう、より実践的なリハビリテーションを指します。
具体的にはどのような目的でどのようなリハビリテーションが行われるのか、受けられる条件や期限、などについてお伝えしていきます。
回復期リハビリテーションとは?専門病棟の特徴
脳卒中や重症のケガなど病気にかかったりした際、発症後できるだけ早期から十分なリスク管理のもとに積極的にリハビリテーションを実施することが強く推奨されています。この時期のリハビリを「急性期リハビリテーション」といいます。
実施期間は急性期=命の危険がある患者様やケガの程度が重い患者様が大半であり、治療を最優先して行うことが目的です。
この急性期を脱した後に行われるのが、「回復期リハビリテーション」です。
患者様が回復能力の高いこの時期(回復期)に密度の高いリハビリテーションを行うことが重要で、専門の医療機関も国内各所に存在しています。
そのため、特に救急病院などでは病状が安定し、急な病変などが考えにくい段階まで回復された患者様には退院や転院を求められるようになります。近年では急性期病院での入院期間も症状にもよりますが、2週間程度になっています。
以前の生活と同様、もしくは少しでも近い生活・活動を可能にさせるため、継続したリハビリテーションが必要です。重要となるのは社会や家庭へ問題なく復帰すること、寝たきり防止など退院後の日常生活を見据えた訓練が大事です。
退院後を見据えた回復期リハビリテーション病棟でのリハビリとは
退院後を見据えた回復期リハビリテーション病棟でのリハビリとは
回復期リハビリテーション病棟は入院施設で、1日最大3時間リハビリに励むことになります。ここでは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリが行われます。
特にご本人の尊厳に関わる食事とトイレの自立支援は重要なポイントであり、急性期病院と比べて日常生活動作(ADL:Acthivities of daily living)訓練を中心に実施されます。病院にもよりますが、最大3時間のセラピストのリハビリに加えて、看護師や介護士との歩行やトイレや着替えといった日常生活上の練習を行うこともあります。
長い時間リハビリを受けることができますが、回復期リハビリテーション病棟を利用する場合、制度上「入院できる期間」に期限が設けられています。
疾患 | リハビリ期間 |
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、 多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 | 90日 |
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 | 90日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 | 60日 |
股関節又は膝関節の置換術後の状態 | 90日 |
病院選びの見極め方。回復期リハビリテーションは環境が大事
もし、不幸にも何らかの疾患を発症して機能障害を負ってしまった時、いかに早い段階で、いかに密度の濃いリハビリテーションを受けられるかがその後を左右すると言っても過言ではありません。
そのステージとなる病院、回復期リハビリテーション病院を選ぶ際には、それぞれの目標に向かってどれだけ集中してリハビリに励める環境にあるのか?しっかりと見極める必要があります。
病院の環境や雰囲気、体制などについて知るために、回復期リハビリテーション病棟は実際に見学してみることをおすすめします。
また入院するまでに入院待機となる場合がありますでの、早めに行動された方が安心です。
まとめ
回復期リハビリテーション病院は1日最大3時間のリハビリテーションを受けることができます。リハビリで最大限の結果を求める場合、回復期病院でのリハビリをオススメします。ただし、限られた時期での入院となり、退院後は公的保険制度下では満足できるリハビリを受けることは困難です。その問題を解決できるのが自費でのリハビリとなります。ご興味ある方はお問合せください。
TEL:080−3366−8199
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